H30/7/28編集追記
こんにちは、ゆに(@tubutubu245)です。
みなさん、ボドゲしてますか?
え、なになに?ボードゲームカフェが近くにない。なるほど。それに?遊ぶ相手が周りにいない。…なるほど。
それならボドゲ沼に誘っちゃえばいいでしょ!
「あなたの好きなボドゲ」を「ボドゲを知らない好きな人」と遊べたら最高じゃない?
「彼女が興味を持ってくれない」「旦那が一緒に遊んでくれない」「友達がボドゲを知らない」「職場でボドゲの知名度がなさすぎる」
そんなあなた。
一緒に遊びたいですよね。わかります。俺も、そうでした。
ボドゲといえば人生ゲーム・オセロ。そう思っていた妻。しかし!今ではScythe-大鎌戦役-を一緒に遊んでくれるほどに。
妻はまだ気付いていない…すでに4大ゲームと言われる、カタン・カルカソンヌ・ドミニオン・バトルラインを遊び、Scytheやコンコルディア・テラフォなども遊んだため、はたから見れば立派なボドゲーマーとなってしまっていることを…ふふふふふ…
— なかとー@ゆにボドの人 (@tubutubu245) 2018年6月16日
というわけで、そんな俺にボドゲを押し付けられ続けた妻に聞いてみました!妻が選んだ「重ゲーへのステップ10選!」
これが妻の歩んだ道っ!!笑
パートナーや友人をボドゲ沼にご招待したい人は、ご参考にしていただければ幸いです!
(当記事における4大ゲームとは、俺がどこかで聞いたものであり、広く一般的に使われているものではありません)
- 最初の1歩は「軽めのカード系」
- ボドゲっぽい「軽めのコマ系」
- ボドゲ思考に慣れてきたら「悩めるカード系」
- 重いと感じる入り口!「悩めるコマ系」
- ここまで勧めなくても?「重げー入門」
- 重ゲーへのステップまとめ
- 終わりに
最初の1歩は「軽めのカード系」
妻いわく木製コマやサイコロはハードルが高い。
我々ボドゲ沼の住民は、ボードゲームらしいもの遊んで欲しいがために、コマやサイコロを使うゲームをすぐ初心者のかたに勧めてしまいがちだと思います。
妻はこうも言いました。
まず与えるべきは「これもボドゲなの?」という手軽さだ。木製コマではない。
たしかに、誰もが遊んだことのあるような「ババ抜き」や「大富豪」に近い雰囲気のものから遊んでもらうと、ボードゲームに対するハードルがとっても下がること間違いなし!
そこで、初めの1歩は「軽めのカード系」でありながら、ボードゲームを感じられる次の2作品がオススメ!
Nimmt-ニムト-
手のひらサイズの小箱系カードゲーム。8歳から遊べて、プレイ時間は30分程度!悩ましさもあるが、ワイワイ楽しめる名作。
上手く読みがハマった時の気持ち良さや、大量の牛を引き取らねばならなくなったときの悔しさは、ゲームの手軽さからは想像できないほど強烈。
10人まで遊べるので、たくさんの初心者を一度に巻き込めます!
Memoarrr!-メモアール-
簡単に言えば、神経衰弱。でも、とっても奥が深い!ラウンドが進むごとに、脳みそがとろけていきます!笑
オススメの遊び方は、一度遊んだ後すぐにもう1ゲームすること!脳みそとろっとろになるの間違いなし!
ボドゲっぽい「軽めのコマ系」
カード系のゲームで、ボードゲームの幅広さやハードルの低さを感じてもらえたら次のステップ!
きっと相手も「でも、ボドゲってもっとコマとかサイコロないっけ?」とか思っているはず!そこに迷わずコマ系ゲームを出していきましょう!
コマやサイコロを使うゲームの中でも、この段階では以下の要素が含まれる方が良いと思います。
- 見た目がいい・フォトジェニック
- 直接攻撃の要素がない・または少ない
- ゲーム終了に向けて盤面が広がっていく
これらの要素を満たす「軽めのコマ系」はこちらの3作品がオススメ!
Carcassonne-カルカソンヌ-
4大ゲームの1つ。地図がどんどん広がっていくのが、なんとも心地よいタイル配置ゲーム。
コマは、超メジャーな人型コマの「ミープル」のみなのでハードルも高くないはず。初めて遊ぶ場合は、「草原」や「相乗り」なしで遊ぶのをオススメします。
ゲーム終了時に「この都市はこんな都市だろうね」なんて話し合うのも、とっても面白いですよ!
Azul-アズール-
2017年の名作タイル配置ゲーム。2018年度のドイツ年間ゲーム大賞も受賞しました。
タイルの美しさと、ほどよい悩ましさに魅了される人が続出しているゲームです。
当ブログでも開封レビューをしてます。ご参考までにどうぞ。
tubutubu524.hateblo.jp
「タイルを押し付ける」という攻撃要素に近いものがありますが、「故意に」というより「必然的に」起こるものですので、不快感は少なめです。
Sagrada-サグラダ-
サグラダファミリアのステンドグラス職人となる、ダイス配置ゲーム。パズル的な要素があります。
当ブログでも軽くレビューをしておりますので、ご参考までに。
tubutubu524.hateblo.jp
たくさんのサイコロを振る、というのは案外楽しいものです。深く悩みすぎずに、ワイワイ楽しむことをオススメします!
ボドゲ思考に慣れてきたら「悩めるカード系」
これまでの5作品をある程度遊んでいれば、ボードゲームの醍醐味でありハードルの高さでもある「しっかり考えながら遊ぶ」という行為への抵抗は薄れてきているはず。
しかし、ここで焦ってしまってはダメです!せっかく下がった抵抗感を、刺激してしまうかもしれません。あと少しで重げーだという焦燥感を抑え、ここでもう一度カード系に戻るのが、妻のイチオシ。
そこで!この段階では、カード系とはいえ中量級としての鉄板である、こちらの2作品をオススメします!
Splendor-スプレンダー/宝石の煌めき-
中世の宝石商となり、貴族に気に入られるゲーム。主に使うのは宝石チップだが、カードの割合が多いのでカード系としました。
「あれが欲しいから、まずはこれを取る」といった思考がずっと続くタイプのゲームです。しかし、後半に向けて加速する財力が最高に気持ち良い!
上級者のかたへ注意ですが、初心者と遊ぶ際は本気の縦戦略を選ばず、横戦略で徐々に手札が構築されて加速していくのを体感させてあげるべきかと思います。
その上で勝つのが、真の上級者であると俺は思います。ちなみに俺は勝てません。笑
Dominion-ドミニオン-
4大ゲームの1つ。名だたる賞を総なめにした、名作デッキ構築ゲームです。妻はこのゲームがお気に入りのようです。笑
戦略の幅が広く、1ゲームにかかる時間も短いため何度も遊びたくなること間違いなし!「もう一回!」と言わせればこちらの勝利ですよ!笑
まずは、ルールブックに記載されているオススメの組み合わせから遊ぶことを推奨します!とても良くできた組み合わせですので、ゲームの楽しみ方をきっと理解していただけると思いますよ!
重いと感じる入り口!「悩めるコマ系」
「カード→コマ→カード」とくれば、次はもちろん「コマ」ですね!正直、ここまでの7作品を遊んでいれば、もはやボードゲーマーだとは思うのですが。笑
さて、このあたりから「重い」と感じるかたも増えるのではないでしょうか。ルールの量やプレイ時間が増えるのも、この「悩めるコマ系」ではないかと思います。
そんな中量級と重量級の架け橋で、圧倒的オススメはこちらの作品!
Catan-カタン-
4大ゲームの1つ。言わずと知れた名作中の名作ですね。コマの種類が格段に増えます!笑
拡大再生産ながらも、ダイス運に左右されたり交渉の要素があったり。勝ち筋もいくつかあり、適当に遊ぶと間違いなく負けるゲームですね。
このゲームを一緒に遊べるならば、ボードゲームへのハードルはほとんど無くなったと考えて大丈夫だと思います!
ここまで勧めなくても?「重げー入門」
もう、上記8作品遊んでいれば立派なボードゲーマーですよ。笑
どうしても重げーを遊びたいならば別ですが、そうでなければ既にパートナーはほとんどのゲームを一緒に遊んでくれるはずです。というか、すでに最低8回は遊んでますよね?もう十分じゃない?笑
「そうなんだけど、まだまだ付き合ってくれそうなんだ」という幸せ者のあなたには、重げー入門としてこちらの2作品をオススメ!
コンコルディア
1時間から2時間級の拡大再生産ゲーム。しかしながらルールは単純で、インストは15分程度で済むでしょう。
ルールのわかりやすさ、戦略の幅や悩ましさ、そして直接攻撃が無い。このゲームは重ゲーの入り口として最適なゲームであると確信しています。
大鎌戦役
俺がこのゲームを紹介しないわけがありません。笑
ルール説明は、しっかり行うならば30分から1時間はかかるかと思います。プレイ時間も初めてなら2時間はかかります。
しかし実際にプレイすれば、手番に行うことは「上やって下やる」だけですので、プレイ感はそんなに重くありません。
こちらのレビューは当ブログにありますので、ご参考までに。
tubutubu524.hateblo.jp
Scytheを一緒に遊んでもらえたならば、きっともう満足なのではないでしょうか?笑
重ゲーへのステップまとめ
いかがだったでしょうか?
この「カード→コマ→カード→コマ」という流れをイメージしながら、ゆっくりでも一緒に遊んでいけば、きっとあなたのパートナーも気づかぬうちにボドゲ沼の仲間となっているかもしれません!
しかし!気をつけてください。
ボドゲを勧める上で一番大切なことは「何を遊ぶか」や「どの順で遊ぶか」ではありません。大切なのは「誰と遊ぶか」であり「一緒に楽しむ事」だと、俺は思います。
今回紹介した作品や順番は、心からオススメします。でも、それはあくまで「俺や妻」のオススメです。
そこを忘れて、「自分が遊んで欲しいから」という気持ちのみで、これらの作品を順番にパートナーと遊んだとしても、きっと相手には楽しんでもらえないのではないかと思います。
「カタンも好きだけどニムトのほうが好きだ」という人もいれば「ScytheよりAzulのほうが重くない?」という人もいます。そこをしっかりと確認しながら、相手が好きそうなゲームを探して、一緒に楽しむこと。
これを疎かにしたまま、ボドゲを好きになってもらえることは絶対にありえません。
そして、この「相手が好きそうなゲームを探す」行為こそが、至高の瞬間ではないかと俺は思います。
終わりに
最後まで読んでくださって、ありがとうございます!参考になれば幸いです。あなたに、最高のボドゲライフが訪れることを願っています。
最後に、ボドゲに付き合ってくれる最高な妻の「忘れられない一言」をご紹介します。それでは、ゆにでした!
職場からの帰り道に、ふと「ドミニオンしたい…!」って思ったんじゃけど、めっちゃ怖くない!?
-仕事終わりの妻より「今日、怖いことがあった」との報告内にて-